日本でバブル全盛期の時代に、
アメリカはロサンゼルスに行った話である。
ギャンブルの街ラスベガスで大儲けして、
サンタモニカビーチでサマーベッドで寛いながら、
モデル級の女子をはベらせる夢を抱き、
単純な思考能力でラスベガスに渡米したことがあった。

無謀というか?馬鹿と言うか、、、

ロサンゼルスに行く気になったのはテレビを観ていたら、
日本人の有名芸能人がラスベガスのギャンブルで何億円かを稼ぐのを見て、
私も一発当てようと思っただけの単純な渡米であった。

あれは、
当てたのでなくバブルの日本人をラスベガスに呼び込む作戦です。


取り合えず、
行きあたりバッタリの渡米であった。


何とも、、、、ですね、、
ロサンゼルス空港に着いたのが夜の10時くらいで.
予約したホテルにバスに乗ってホテルに向かうが、
バスの中は流石にアメリカと言う感じであった。
バスの中には黒人やヒスパニック、
アジア系と多彩な人が乗っていたのは印象的でもあった。


初めてのアメリカで心細いね、、
初日のロサンゼルスのホテルは、
旅行で躓かないために、
安いホテルを避けて少し高めのホテルを予約してあった。
次の朝は早めに起床してラスベガス行きのバスに乗り込み、
砂漠のど真ん中を突っ走って、
6時間くらいかけてラスベガスに到着した記憶がある。

到着したらラスベゲスのホテルにチェックインして、
早速ホテルの中でゲームを楽しむ。
世界で名高いラスベガスである。

心はワクワク状態であった。

気持ちは分からないでも無いわね、


ギャンブルだけでなく色々な遊びが待ち受けている。
田舎者の私にとっては眩しい場所で、
24時間眠らない街でゲームや色々なアトラクションに明け暮れる。

何度も言うが渡米するときは思ったことは、
ギャンブルで勝ってロサンゼルスの海岸などで、
サマーベッドで寛ぎながら美女をはべらせるなどの、
よからぬ夢だけのラスベガスであった。

しかし、
世の中そんなに甘くは無いと言える、

ギャンブルに負けてスッテンコロリと破産状態になてしまった。
最悪状態である。


ホント、無謀にも言う事無し!
一応帰りの航空券は来る前に、
大韓民国の往復安売りチケットを買っていたから大丈夫であったが、

金も無くロサンゼルスの街の中をアテもなく彷徨う羽目になった。
金もなく知り合いもなく肝心な英語も話せない最悪状態である。

このまま死ぬのかと思いながら、
ロサンゼルスにあるリトルトーキョーを彷徨っていた。

自業自得ですね、、

しかし、捨てる神あれば拾う神もある。
フット道端に落ちていた日本語の新聞に目が止まった。
新聞の中に人材募集の欄があって、
何げなくに庭師の広告があり電話をかけてみた。
何しろ電話のかけ方も知らないくらいに、
アメリカのことを何も知らない人間である。
公衆電話の周りにいる掃除婦の人に、
新聞に掲載されている電話番号に電話をかけてもらった。


電話の掛け方も知らないでよくアメリカまで行けた?
運が良いことに電話の応対相手は日本人で、
私の馬鹿な行動の事情を簡単に説明したら、
快く雇ってくれた。
仕事の内容は庭師で朝早く労働者を確保するために、
社長宅から車でメキシコ街に向かって行く。
そこで日雇い労働者を何人かを拾ってロサンゼルス内にある、
お客様の庭の手入れなどをする仕事である。

日本と違ってアメリカは一般的に土地が広いせいなのか、
家や庭も広い。
外見からも見ると日本のように家の周りのブロック壁がないので、
全体的に広くも見える。

日本の家は小さいのと、ブロック壁で狭く感じるね、
掃除をする場所に世界でも有名な金持ちが住む街、
ビバリーヒルズもあった。


あの有名なお金持ちが住むビバリーヒルズ?

そうだよ、まさかビバリーヒルズに入れるとは思わなかった。
ビバリーヒルズは日本を出るときにチェックしていたので、
少し名前だけは知っていた。
ラスベガスで一発当てたら、
ビバリーヒルズの豪邸に住むと言う夢も一応あった。

住むのでなく掃除ね、
まさかビバリーヒルズにこれるとは、
一応形は違うが夢は叶えたのである。
ビバリーヒルズには住むことはでできなかったが、
奇跡的に掃除人として入る事ができた。

一般の人は中に簡単に入れないよね、
ゲートの前は厳重な鉄門が張り巡らされていて、
警備員が常時待機し、
事前に入出許可を取っている人しか入れない。

中に入る時には身分証明証を提示して中に入るシステムであった。
中に入ったらビックリである。
何と!
壮観とも言えるくらいに豪邸が道路を挟んで立ち並んでいた。

ビックリ!こいった!

笑い!

流石にハリウッドのスターや、
医者、弁護士、起業家などの金持ちが住む丘である。
豪邸の中に入ると庭はもちろん広くプールも備えてあって、
掃除の分担も決まっている。
話によると庭の手入れは日本人庭師が担当して、
プールの掃除は韓国系と聞いた。
豪邸の中には、
お手伝いや料理などの賄いをする専属の人間が確保されている。

まるで石油王の豪邸ね、

こんな豪邸に住みたいと感じた。
掃除は二手に分かれての行動となり、
私の場合は若い方のメキシコ人とペアーで掃除をする事になった。

どちらかと言うと陽気な国の人間であるメキシコ人とは、
気が合って掃除をしながらメキシコの話などで盛り上がった記憶がある。
言葉は通じないが手振りなどで何とか意思の疎通ができた。

暫くはこの会社で働く事になる。
何となく周りの風景も見えてきて近くにサンタモニカビーチがあった。
ロサンゼルスの夏の海岸が気にいってこのビーチに何度も足を運ぶ事になった。
この海岸は人で賑わっていて海岸の周りでは、
大道芸人などが色々なパーフォマンスで盛り上がっていた。
海岸といえば映画などで見かけるジョギング姿やサイクリングの、
颯爽と走る姿が夕陽に照らされたシーンがダブって綺麗であった、


映画のワンシーンに出る映像だね、
社長の娘さんに観光案内してもらったが、
ハリウッドの看板の裏にある丘に登った。
ここも観光で有名であった。


こちらも有名だもんね、
高台から見るロサンゼルスの夜景は最高に綺麗であり、
映画のワンシーンそのものであった。
夜はバーみたいなところに連れてもらった。
そこはビリヤードが店の中に2台設置されていて、
ストリップのステージが小さいながらあった。
女の子が踊るたびにステージの前に座ってドル紙幣をチップとして置くと、
踊り子さんは喜んで益々張り切って踊ってくれた。

いい意味でアメリカを満喫した。
アメリカで困ったのがトイレである。
トイレを使用するのにお金が必要なこともあるし、
トイレのドアがないのも戸惑った記憶がある。
トイレの中に入ると大の大人の尻が丸見えるのも、
アメリカの大胆なイメージかと感じた。

ココで思わず、
日本のトイレの清潔さが世界でも有名であることを納得する。
何やかんやでアメリカのラスベガスで一発あってて、
サンタモニカのビーチでモデル級の女子を侍らせて、
ビバリヒルズの豪邸で暮らす夢は消えた
しかし、
アメリカはロサンゼルスの西海岸の旅であったが、
楽しい旅であったことは間違いがない。

因みに私の場合は飛行機は安売りチケットを買ったのであるが、
今のようにインターネットで簡単に買える時代ではなかった。
東京の安売りチケットを探した記憶がある。
航空券は特殊で同じ飛行機に乗っていても隣同士は料金が違うのである。
ロサンゼルスに行くのに片方は20万から30万円の料金を払う人もいれば、
5万円と安く買える人もいて値段が違う。
航空会社としては空席のまま飛んでは燃料代などで赤字になるので、
安くてもいいから空席を埋めたいと言う願いがあり、
それが安売りチケットを生むカラクリとなる。
私の場合韓国系の飛行機でキャンセルチケットの往復券の入手であった。
多分10万円くらいだと記憶がある。
今の時代はインターネットで、
簡単に料金を調べることができるので便利でもある。
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