この物語は主人公が名古屋市の日雇いや派遣会社での仕事を、
転々としながら、その日暮らしの生活を描いている自伝的小説です。
女子の送り迎えを任される。
夜の仕事も板について何とか一人前の顔になっていた。


何かの仕事に就くとすぐに染まりやすいタイプの人がいる。

確かにすぐ染まりやすいタイプの人もいるよね(笑い)
私も色々な職業を渡り歩いてきた関係なのか、
すぐに染まってしまう。
土木関係や建築関係や工場の作業員とあらゆる仕事、
居酒屋の店員やスーパーの店員と、
大概の職業についた経験上カメレオンではないがその色に染まってしまう。

性格が単純にできているのかも知れないね(笑い)
水商売も何か月か働いていると、
その気になって気分も店のマスターである。

今回の水商売で働くに及んで車の運転も必要となった。
店で働く女子の何人かは、
店から遠く離れていてる場所に住んでいた。
そこで、店のラストタイムまでに働くと最終電車や
タクシーの乗合の段取りも7~8人以上もいるので、
面倒臭いと言うことで、
店のマイクロバスを借りて、
私が送り迎えをすることになった。
その事で12時の会議の出席は行かないで、
店に入る時間が3時で良いとされた。

これは私にとってラッキーなことである。

3時間も余裕ができたわけね、
少し時間が空いた事で寮でのデート時間が増えたのである。

ただし、女子を送る為に掃除の時間は省かれた。

掃除の時間が省かれたことは良いことですね、
前にも書いたように店の営業が終わって、
最後の掃除は貴重な時間であった。
セコい話であるが、
お店の料金は5,800円でお釣りが200円残り、
客がポケットに無造作に入れたコインは、
シートに座る都度にポケットから転がり落ちて椅子の裏にはまる。
後で掃除をする度に宝物のようにザクザクと、
2千円から3千円以上のコインが出てくるのである。
その楽しみが他のバーテンダーに繋がれて、
私の小遣いがなくなる羽目になった。

ホント!セコイ話ね(笑!)
が、、、世の中は捨てる神あれば拾う神もある。
送り狼ではないが最後の女子を降ろすと、
その女子の誘いで部屋の中で食事やお茶を招かれるのである。
官能小説ではないので詳細は書かないが、
水商売は運が良ければ、、モテる!
あれ程、肉体労働者ではモテなかった自分が、
監督や現場責任者に怒鳴られていた冴ない男が、
ギャンブルに負けては、無け無しの金で風俗に通っていた人間が、

転職した事で地獄から天国に来たのである。
モテモテである。
水商売で働いていると、
自然と人間観察ができて結構自分なりに面白い。

小さの店の中で、
女子同士の歪み合いや髪の引っ張り合いの喧嘩はよくある。
客と女子や従業員のトラブル喧嘩。
店の中は金欲、性欲、出世欲の塊での自己顕示欲でギラついている。

私みたいに気ままに生きている人間でも大変と言える。
女子は指名欲しさに色々と策を巡らし、
店長も業績が落ちれば降格となるのでボケっとできない。
会社にもよるが、水商売の世界も、
店長、部長、課長、バーテンダーと、
何かがあれば降格であったり昇格となったり、
生き馬の目を抜く位に激しい競争社会でもある。
甘い汁を吸うおうと、あの手この手で女も男も奔走する。
私も目の前にある美味しい料理を食べない訳にはいかない。
スキあれば店の女子も食う。
「すえ膳食わぬは男の恥でる」罰金50万円恐る事無し。
(店内の女子と付き合って関係がバレると当時は罰金50万円詰められる)

私の場合は、出世欲、金銭欲より性欲に重点をおく。
付き合いのある女子高生も学校をサボったり、
日曜日にはマンションの寮に遊びに来ては逢瀬を重ねる。

初対面でイキなりホテルに直行。
相変わらずに競馬やパチンコでのギャンブル事は、
負け続けである。
近くにカプセルホテルがあり、
風俗店で働く前にここを寝ぐらとして、
ギャンブル三昧に明け暮れた時期もあった。
ここのカプセルホテルは、
名古屋市でも綺麗な部類に入り、
サウナーの風呂の種類も揃っていて、
中も広くノンビリできて疲れを取るのには最高な場所である。

月曜日の朝の朝食は無料食べ放題のバイキング方式となって、
美味しくいただけて人気もあった。
知り合いも多くいるので、
風呂の中で挨拶など交わしたり、
ギャンブルの話や行きつけの店の話で盛りあがたりしたのである。
中には店の常連さんもいて、
逆に常連さから女子の評判などを、
教えてもらったりしたのである。
ここに20年近くもパチンコで暮らしている強者がいて、
私もスロットの勝ち方を伝授されたが、
一向に勝てなかった。


ギャンブルの才能がなく唯のギャンブル好きな人ね(笑い!)
しかし、、、、、
今でも忘れない事がある。
元旦にである。

何気なく角台を打ったら人生2番とも言える、
30万円近く出したことがある。


へぇ~すごいね!
それから、その店に通う事になる。
店を通っていると面白い事もある。
パチンコ屋では、タダ単にパチンコをするだけでもない。

隣の客などと話をして仲良しになる事もある。
何時ものように馴染みの台に座て打っていたら、
隣の台に座っている女性と何気なく話をする機会があった。
そこで信じられない転換に遭遇する。

信じられない事??

そうなんだよ!パチンコで大勝ちたしたとかの話でなく。

パチンコ屋で信じられないことと言えば大勝しかない?
その日は2人ともパチンコの調子が悪く、
一度も当たらずにイライラしながら打っていたが、
イキナリ突飛なことを彼女が言い出してのである。

ホテルに行かない?
と、誘われたのである。

わあああ!痴女!(汗!)


私も何十年も生きていて、
初対面の人からホテルの誘いを受けたのは、

流石に初めてで一瞬戸惑った。
私の戸惑う顔を察知したのか?
彼女がおもむろに身分を証明証する、
運転免許証を提出してのである。
はぁ????である。

「すえ膳は食わぬは男の恥」
女子は車まで所持していて、

パチンコどころではなく!
早速に気が変わらないうちに、
高速道路の出入り口のカーホテルにしけ込むのであった。

官能小説ではないので詳細は省くが、、、


戦いが終わって、
枕元で話を聞くと旦那に浮気されたようで、
そこで当てつけに私に声をかけたとの事であった。

私としてはラッキーである。

ホント!ただ食い!(笑える!)
結構なセレブという感じであった。

精々!彼女に貢いでもらえばいいでしょうよ、
バーテンダーの中には女子にギャンブル代など貢がせる輩もいるが、
私としては感覚的にヒモ的存在は嫌いである。

自分の食い扶持くらいは自分で稼ぐ。

かっこいい!と言いたいが、しょせんカス人間の言い訳ですね、

放浪者の決まり事である、と、、自負する。

あなたの場合は、頭の中に存在するのは、セ●●スだけ、、

自分で言うのも、確かにゲス人間といえばゲス人間である。

誰かさんに言いたい。
もしも、
仕事や借金に追い詰められた日があり、死にたい気持ちにもなったら、
現実社会から逃げる感覚で、
甘くはないが一度は水商売で働くのもありと思える、
大概に採用されると思うが、
人間関係や仕事はキツイ!場合もある。
どんな仕事でも最初のころは大変である。
慣れと気持ちがボジティブであれば、それなりに楽しめる。

運が良ければ面白いかも知れない?
そんな訳で肉体労働者では、
モテなかった冴えない男がモテたのである。
今日も仕事が始まる。
ココからでも面白仕事が満載。クリック↓

ココクリック↓

ココクリック↓

応援クリック↓お願いします。
コメント